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説教題目

闇を黙らせる権威

日付

2026-01-25

御言葉

マルコによる福音書1章21節〜28節

はじめに
先週、ガリラヤ湖畔で最初の弟子たちを招かれたイエス様は、彼らを連れてカファルナウムに入り、安息日に会堂で教え始められました。このカファルナウムという町は、ガリラヤ湖の北岸に位置する交通の要衝です。関所があり、商人や旅人が行き交い、金銭や欲望、様々な人間の現実が渦巻く、活気に満ちた、しかし雑多で騒がしい町でした。イエス様は、人里離れた静かな聖地ではなく、この人間の生活の匂いがする「カファルナウム」をご自分の活動の拠点とされました。私たちの信仰生活も同様です。神の恵みは、静寂の中だけでなく、日々の仕事や人間関係が渦巻く、現実の生活のただ中でこそ語られるのです。
本論
そのカファルナウムの会堂で、人々はイエス様の教えに驚きました。そこには律法学者たちとは違う「権威」があったからです。律法学者たちの教えは、「こう生きるべきだ」という正論や解釈を語るものでしたが、それは現実に苦しむ人の心を動かし、変える力には乏しいものでした。私たちは「正しいこと」は分かっていても自分を変えられない、言葉の無力さを知っています。会堂の中に、「汚れた霊に取りつかれた男」がいました。イエス様が近づくと、彼は突然叫び出します。「ナザレのイエス、かまわないでくれ」(24節)。この「汚れた霊」とは、単なる怪談話ではありません。それは、私たちの心を分裂させ、自分自身をコントロールできなくさせる深い闇の力です。ある時は激しい怒りとして、ある時は深い自己嫌悪や依存として私たちを支配し、神様の前に素直に出ることを拒絶させます。光であるイエス様が近づいた時、その闇は正体を暴かれ、耐えきれずに抵抗の声を上げたのです。この叫びに対して、主イエスは議論をしませんでした。「黙れ、この人から出て行け」(25節)と一喝されました。これこそが「権威(エクスーシア)」です。主は、男を「お前はダメな人間だ」と裁くのではなく、男を支配している悪しき力を叱りつけ、その支配を断ち切らせたのです。宗教や道徳は、「ちゃんとしなさい、努力して治しなさい」と人間に要求します。しかし、主イエスの福音は、私たちが自分ではどうすることもできない鎖に対し、主が代わって「黙れ」と宣言し、強制的に解放してくださる、圧倒的な恵みの出来事なのです。
結論
汚れた霊は叫び声を上げて出て行き、男には静けさと正気が戻りました。私たちは皆、カファルナウムのような喧騒の中で、人には言えない心の闇や、自分を責め立てる声と戦っています。しかし、主イエスは今日、礼拝の中で私たちに近づき、その権威ある言葉をもって、「あなたの内にある闇は、もはやあなたを支配する主人ではない」と宣言してくださいます。「黙れ」という主の言葉によって、不安や恐れの叫びが静められ、神の子としての平安を取り戻す新しい一週間でありたいと願います。

祈り
天の父なる神様。私たちの現実の生活、喧騒と課題の多い日常の中に、主イエスを遣わしてくださり感謝いたします。私たちは聖書の教えを聞きながらも、心の奥底に、自分では制御できない感情や、自分を責め続ける暗い声を抱えています。正しい知識だけでは、この闇を追い払うことができません。どうか今、主イエスが私たちに近づき、その権威をもって、私たちの内なる恐れや不安を沈黙させてください。私たちが自分を縛るものから解放され、あなたが与えてくださる真の平安と自由の中に生きることができますように。闇を黙らせ、光をもたらす主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。

「もう、ひとりで抱えきれない」あなたへ。

安らぎたい。その願いは、新しく生きる種になる

これまでの人生への「行き場のない憤り」や、今の自分に対するやるせなさ。本当の安らぎを見つけたいと心が悲鳴を上げているのなら、そのままの姿で扉を叩いてください。ここは「立派な人」の場所ではなく、弱さを認め、重荷を分かち合いたいと願う人のための場所です。

私たちはここを「魂の野戦病院」と呼んでいます。傷ついたままの心で「食卓」に加わってください。初代の上村牧師は、どんな心の内にも決して汚されない尊い「神の子の種(人格)」が宿っていると信じたのです。礼拝は、その種を共に慈しみ、自分らしさを取り戻すための大切な時間です。

日曜日10時15分からの主日礼拝では、10時までのご着席をお勧めしています。15分間の静寂が、内なる「種」と対話し「神の愛」を受け取る豊かな準備となるからです。礼拝中の声や動きも、飾らない人間たちが「神の愛」の前に集う、ありのままの「いのち」の鼓動です。

服装はジーンズ等の普段着で、手ぶらでお気軽にお越しください。聖書等もお貸しします。献金は「神の愛」への感謝を表す自由なもので、強制ではありません。重荷を少しだけここに置いてみませんか。安心してお越しください。

※当教会は、統一協会(世界基督教統一神霊協会)、エホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)、モルモン教(末日聖徒イエスキリスト教会)とは一切関係ありません。

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