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「 思考を縛る霊 」

私たちは自分の考えが優れていると思い込み、うぬぼれの中に生き、その挙句、自分自身を破滅させるだけでなく周りにいる人をも道連れにする場合が多くあります。それは思考が戦場だからです。サタンとその手下である悪霊は、この思考に挑戦してきます。したがって私たちが安全な道を行くには神の思い(聖書)と一致しない思いがあるなら、その思いを手放し、神の思いを自分お思いとする以外にありません。このことについて更に詳しく述べたいと思います。

1 思考の重要性

人は、その人が思う通りのことがその人そのものであります(箴言23章7節参照)。したがって他人のものをむやみに欲しいと願うことですらむさぼりの罪となることもあります。ですから私たちは自分の考えることや発することばを、しっかり向き合う必要があります。失言癖のある人、言葉が悪霊たちの捕囚に遭っている人など、そのことを学ぶ必要があります。 思考は、魂の領域の働きで、それは行動や振る舞いを導き出すものであり、それによって人間のあらゆる行動が生まれるのです。「肉に従って歩む者(罪の性質に従っている人)は、肉に属することを考え(自分を喜ばせ)、霊に従って歩む者(聖霊に従って歩む人)は、霊に属することを考えます(神の喜んでいただこうとします)」(ロマ8章5節)。行動は、考えていることが形となって現われた結果、表現です。

否定的な考えをする人は、否定的な人生を送り、逆に神の言葉に従って考えるなら最高の素晴らしい神の計画を体験できるのです。 サタンと悪霊たちは間違った考え方をするように仕向けてきます。そんなサタンの策略を容認することはありません。正しい考えを持つ事が大事ですが、それは聖書の言葉に従うことから始まります。そして自分の思いと神の思いとを見分けるために、まず聖書の言葉をよく知る必要があります。

神の言葉より自分の思いの方が勝っているという思いを締め出していかね勝利の人生は持てません。自分の思いを神の思いに一致させる必要があるからです。まさに思考は戦場です。この戦場で繰り広げられる戦いにぜひ勝利していただきたいと思います。時間をかけて聖書の言葉を学んでください。暗記カードに記して覚えてください。

2 敵の要塞を崩す武器

 私たちの戦いは、人間に対してというよりサタンとその手下である悪霊たちに対するものだとエフェソ6章12節は示しています。「私たちの戦いは、血肉を相手にするものでなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです」。彼らは周到に練られた計画と巧妙な罠によって、私たちを欺き、騙し、滅ぼそうとするのです。

またサタンは嘘つきです(ヨハネ8章44節)。平気で嘘をつきます。まったくのでたらめを平気で、もっともらしく耳元で囁くのです。一度ですべての嘘をぶちまけるのではありません。ですから多くの人は簡単に騙されてしまいます。また彼らは、注意したくなるような状況を作り、怒らせたり、恐怖心を与えたり、不安を与え、ゆっくり慎重に罠を仕掛けてきます。ひとりひとりを時間をかけて観察し、どうすれば破滅するかを研究しています。彼らは私たちが何が好きか嫌いか、好みまで知っています。良く調べ上げています。

かくしてサタンと悪霊たちは巧妙な罠により、私たちの頭の中に「要塞」を築きます。それはある一定の考え方に縛られている領域です。この要塞は、私たちの頭の中に築かれ、それが頭の中に構築されると反抗的になったり、高慢になったりするのが良くないと分かっていても変えることができなくなります。衝動的に行動し、抑えられなくなります。

それは思考が、悪霊たちによって縛られ、コントロールできなくなるからです。しかし聖霊の実は「節制」(コントロール)です(ガラ5章22節)。それから解放されるには、聖霊の導きを受け、命と霊の流れ(法則)に生きる以外に救いはありません。それはキリストを信ずる信仰によります。今日、この礼拝に来られたのも偶然ではありません、神の導きなのです。聖霊の導きを受けて行きます。この要塞を破壊する武器は、神の言葉、賛美と祈りです。

賛美するところに神が宿り、そこに敵は棲みつくことができなくなります。心から本気で神を賛美する、みことばの上に立って神を賛美するのです。そしてイエスの名を置いて祈り求めると勝利し、敵の要塞は崩れていくのです。 私たちは様々な誘惑や試練に遭遇しますが敵の攻撃に抵抗するすべがないのではありません。神は私たちが立ち向かえられるように、そして安全な場所に脱出する方法を必ず教えてくださいます(Ⅰコリ10章13節)。

適用

思考には力があります。心の中で思うことが、その通りになる、創造的な力があるのです。ですから考えを神の言葉に合わせて来ましょう。不可能だと思うような否定的な考え方をやめ、天地万物を造られた創造主を信じることです。もし「肉なる思い」や「間違った考え」、「否定的な思い」を持つなら、聖霊の内を歩むことはできません。

今月引き落としの電話料金が残高不足で引き落とせないと通知が来るなら、これはまずい、と電話会社に連絡し、すぐに入金手続きを取れば一件落着です。放置しておくとブラックリストに載り、クレジットカードなどが停止してしまうこともあります。大事に至らないように慎重深くあらねばなりません。それには思考を一新することです。人生を薄氷を踏む思いで歩むなら、絶えず慎重になります。争いを回避し、平安お毎日を送れるよう備えられた生活をするのです。

それにはまず聖書の人、一書の人に徹することではないでしょうか。その時、神は祈り方を教え、賛美するように導き、サタンと悪霊の支配、縛りから解放してくださいます。大丈夫です、主イエスを救い主として信じましょう!


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