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「 勝利者の根拠と態度」

 第七の天使がラッパを吹くと大きな声が天に起こり、「この世の国は、我らの主とそのメシアのものとなった。主は世々限りなく統治される」と響きます。黙示録第12章で、この世の国がいかにキリストの国となるかを学びます。

 

 

1 神の国の到来

 

     ヨハネが見た幻は、身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭に12の星の冠をかぶっている一人の女が天に現われることによってこのキリストの国が造られ出します(黙12章1節)。この女は、男の子を産んだ後、荒野へ逃げて行き、男の子が神のもとへ引き上げられた後、天では戦いが起こるというのです。天使がサタンに戦いを挑んだからです。そしてサタンが地に投げ落とされます。その時、天では「今や、我々の神の救いと力と支配が現れた。神のメシヤ(キリスト)の権威が現れた。」との宣言がなされます。神の国の出現です。しかしこれはまだ実現していません。ではこれが実現するのはどうすべきなのでしょうか。

 

2 勝利者の働き

 

     黙2章26節は、ティアティアの教会に宛てた手紙ですが、イエスは「私は諸国の民の上に立つ権威を授けよう、彼は鉄の杖をもって彼らを治める」と言います。この「彼」とは教会の中の「勝利を得る者」を指します。これと同じ句が言われているのは19章15節で「この(白い馬に乗っている)方の口からは、鋭い剣が出ている。諸国の民をそれで打ち倒すのである。また自ら鉄の杖で彼らを治める」とあります。ここの白い馬に乗った方は、主イエスのことです。では、12章の節の鉄の杖ですべての国民を治めることになっている「男の子」とは誰のことを指すのでしょうか。この子は、生まれるとすぐに神のもとに引き上げられたので主イエスではありません。

     イエスは地上での33年半の生活を経て死んで復活し天に昇られたからです。それゆえこの男の子は、「教会の中の勝利者」です。ではこの男の子の「母」は誰でしょうか。彼女は太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に12の星の冠をかぶっています。この女は男の子を産んだ後、すぐに荒野に逃げて行きますが(黙12章6節)決して、マリヤではありません。では誰でしょうか? それは蛇(年を経た蛇、今や拡大して竜)に会った女ですから、この女はエバの未来的姿と考えられます。彼女は今や、主イエスの太陽を光に照らされ、月の光である反射光である律法に属すすべての事柄を従え、12部族の栄光を頭の星の冠としているので、パウロの言う「天のエルサレム、自由な身の女であって、私たちの母」(ガラ4章26節)で、次の節27節では「ひとり身の女は多くの子を産み、夫ある女のよりも多くの子を産む」のです。よって女が「男の子」を産んだと言うのは、「兄弟たち」(黙12章11節)のことで、これらの人が全部合わせると「男の子」になり、教会内の勝利者を意味します。この子が「神のもとへ、玉座へ引き上げられた」(黙12章5節)。それは天の御座に多くの勝利者が引き上げられるという意味です。すると天では天使たちとサタンとその使いとの戦いが起こる。神のようになろうとしたサタンに対してミカエルは挑む。「男の子」が天に引き上げられたのが戦いの原因で、サタンは天から投げ落とされます。主の十字架の死による贖いは、サタンを裁き、その法的地位を滅ぼし、「男の子」である勝利者が天に引き上げられることによって、神の国がやって来ます。これと関係のある箇所がルカ福音書10章17節で、72人の主の弟子たちが伝道に行き、主の名を使って悪霊を追い出したと言うのです。 その時、サタンが天から稲妻のように落ちるとイエスは言います(18節)。つまりサタンの天での力を失わせることができるのは、教会の勝利者が繰り返し、繰り返し、主の名を呼び求めることにあります。これが教会の働きで、教会の仕事は、サタンにその力を失わせ、神の国をもたらすことです。

   また神がイスラエルを選ばれた目的は祭司の国とするためでした(出19章)。それは万人祭司です。選ばれたのはレビ部族だけでしたが、本来イスラエル全員が神の祭司となるべきでした。しかし多くの人は失格した故、全体の中から彼らに代わって立つ一群の人たちが選び出されました。この人たちが「勝利者」で、全教会に祝福を与えるのです。

 

3 勝利者の態度

 

     「男の子」が天の御座についたのは、勝利を得たからです(黙3章21節)。では勝利者の態度はどうであったのでしょうか。「兄弟たちは、小羊の血と自分たちの証しの言葉とで、彼(サタン)に打ち勝った。彼らは、死に至るまで命を惜しまなかった」(黙12章11節)。勝利した理由は、三つあります。第一は、十字架の血によってサタンに勝利することです。サタンの主要な活動は、訴えることです。彼は嘘をついて人を惑わし、人を殺すものですが、それだけでなく兄弟たちを無力化させ、やる気を失わせ、仲たがいさせるために間違っていると鋭く訴えます。人のすべての間違い、過ちである罪は十字架の贖いの血による以外解決はできません。劣等感、罪責感を持ちすぎると病的状態となり、平安と喜びが失われます。このサタンの訴えに勝つには「御子イエス・キリストの血がすべての罪からきよめる」(Ⅰヨハネ1章7節)ことを信じることです。第二は、証しの言葉によってサタンに勝つのです。「証し」とはキリストの中にあるものを口に出して語ることです。第三は、命を惜しまないことによってサタンに勝利するのです。サタンは私たちが自分の力で行動し、天然の能力、肉的事柄を用いて神の働きをするようにそそのかします。教会は弱く、勝利者を生み出さないのは天然の能力で何事かをなすからです。善をなすこと、愛の業をなすことも、この天然の力、肉の業の一つですから、私たちは主イエスなしに愛の業もすべきではありません。

適用 

    聖霊に促されてなす業でなければサタンの餌食になるので、私たちは十字架によって砕かれていなければなりません。十字架の目的は、キリストに関係のないもの、神に起源しないものを取り去ることで、十字架は神からのものだけを残します。勝利者は、サタンが何をしようと気にせず、たとえ命を取り去ろうと動じないことです。肉の命でさえいつでも捨て去ることができるほどの信仰を持ち神の国を拡大させる教会の働きをする勝利者が求められています。

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