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「困窮者のためのクリスマス」

 

クリスマスには楽しい思い出が詰まっている。サンタクロース子供大会を催し、みんながサンタさんになろうと白い髭をはやしたお面をつけ、真っ赤な帽子をかぶってイエス様のお誕生を祝ったこともあった。贈り物をもらうのも嬉しい事だが、人に与え、喜んでもらう姿を見るのも楽しい。イエスは、どんな人でも救われ、愛され、どんな惨めなどん底に落ち込もうと、転落しようと見捨てず、必ず救ってくださる愛の救世主なのである。

 

 

 

イエスの友は世の中から忘れ去られ、棄て去られた人々のために愛をもって降って行く群れでありたい。厄介者がいても愛し抜く以外に救いはない。教育して改善しようとしてもそう簡単に性格は変わらない。悪い習慣を注意して、「やめろやめろ」と言っても止むものではない。うるさく言わずにどうしたらイエスに喜んでもらえる生活を創るか、その工夫を一緒になって考える方がはるかに効果的かもしれない。ゴミの山にしている人の家に入ったらどうしたらよいのか。

 

 

 

 イエスは十二人の弟子たちを伝道に派遣するにあたって「町や村に入ったら、そこでふさわしい人は誰かをよく調べ、旅立つ時までその人のもとにとどまりなさい」と言っている(マタイ10章11節)。まず行為を抱いてくれる人の家に行けと言っている。ホテルに泊まれとは言っていない。神の国拡大はホテルからではない。魂の触れ合うところから愛が燃える。それで賀川豊彦先生は大阪に行くとしばしば田中芳三兄の家を訪ねた。田中兄も微笑んで兄弟たちを迎え入れた。最近、娘婿の矢崎邦彦牧師から田中兄が大切に保管していた「芳名録」を頂戴したが、そこには枡崎外彦兄、杉山元治郎兄、大川拡兄、桃谷勘三郎兄、久宗壮兄、益田泉姉、吉田源次郎兄、西坂保治兄、太田俊雄兄、河野進兄、長尾庚七兄、金田弘義兄、賀川ハル姉、武藤富男兄らの墨筆の署名と一言書きが残っていた。 その中で賀川先生は二つの句を記している。「襖はり 蒲団ととのえ 笑み迎え 慰められ 大阪 文の里」、「文の里 阿倍野のほとりに風呂立てて 最初に入れと 友はほほえむ」。河野進兄は、「主イエスのよく泊まられたベタニヤの宿もこのようであったであろう。賀川先生もそう言われた」と記している。

 

 

 

 い そしてイエスは「家に入ったら『平和があるように』と挨拶しなさい」(同12節)と言っている。家の批評やお世辞は抜きにしてその家の為に祝福を祈れと言うのである。部屋が汚い、と言ってお説教するのでなく、まず祝福せよと言うのである。平安とは、同情の心を持つ事かも。 賀川先生は伝道する者にこのように言う、「世界を整理する前に、まず君のスーツケースを整理せよ。そして用意ができたら出かけようぜ。イエスの言った道をただまっしぐらに。・・身軽な装いで出かけましょう」と。そして選んだ伝道地ではたとい信者が貧しくても、信徒が増えなくても移り気を出さずに進むことだと言う。看護師として働くなら病める人の間に突進して行く以外、あってはならない、と教えている。こうすれば使命感を持って、人は造り変えられるのであろう。困窮者、病んでいる者、途方に暮れている者、ならず者を愛し抜き、その人の傍らに立つ者となるのが真のクリスマスと思う。

 

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