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「自分を現さなかったヨセフ」

     ヨセフの兄弟たちが彼の所に来て、ひれ伏しました。それはヨセフの夢の成就でした。彼は夢を見たのは17歳の頃で、30歳でエジプトの地を治めるように高く上げられ、その9年後には、兄弟たちが彼にひれ伏しました。夢を見てから22年後のことでした。ヨセフが兄弟たちに再会した時どのような対応を示したでしょうか。これを通して教会生活のあり方を学び、いかにして教会を建て上げていくかを考えて見ましょう。

 

 

 

1 冷静さ

     兄弟たちにイスラエルに飢饉が襲ったため食料を求めてエジプトにやって来ました。彼らはヨセフの前にひれ伏したのです。それを見てヨセフはすぐに兄弟たちであることに気づきました。その時のヨセフの対応はどうだったでしょうか。 彼は驚き、興奮して自分の正体を明かしたでしょうか。そうではありませんでした。彼は落ち着いて自分の霊を制御しました。彼は感情に満ちた正常な感覚の人でしたが自分の霊を支配できる人でした。

    箴言16章32節に「自制の力は町を占有するにまさる」とあります。直訳では、「自分の霊を治める者は町を取る者にまさる」です。もっとも興奮する環境にあっても冷静沈着に対処できる人でした。このような人が教会共同体を治め、支えるのにふさわしい人です。ヨセフは自分の栄光を急いで現そうとしませんでした。兄弟たちに自分が栄光の座に着いている事を直ちに現しませんでした。私たちの自己や生まれながらの人間性が対処される前に、私たちは自分の栄光を語りたがります。しかしヨセフはそうではありませんでした。。

 

2 賢明さ

 

    兄弟たちの中で長男のルベンと4男のユダはヨセフに対して温情を示し、「命まで取るのはよそう」「弟を殺しても何の得にもならない、それよりもイシュマエル人に売ろう」と告げたのでしたが、二男のシメオンは率先してヨセフを穴に投げ入れたのでした。このことに対してヨセフは賢明に対処しました。

  ⑴ ヨセフは彼らを誰か一人戻って末の弟を連れて来なさい、告げて三日間投獄しました。嫌疑はスパイ容疑です。そうしたのは彼を憎み、売った罪を認識させるためでした。そして残りの者は獄に繋いでおこうと考えたのです。

   ⑵ しかし三日後、ヨセフは考えを変え、ただ一人だけ獄に残り、他の者は行って、末の弟を連れて戻れと命じました。そしてヨセフを殺そうと企てたシメオンを縛り、穴に投げ込んだのです。シメオンは怒りの激しい人でした(創49章5~7節)。シメオンは獄の中で極みまで悔い改め、自分が行ったことを後悔したと思います。なぜ私が人質に選ばれたのか?おそらく、ヨセフに敵対し、企てをリードしたからであろう。こうしてシメオンはスパイ容疑で少なくとも半年間、獄に繋がれました。これはあわれみが無かったのでなく、賢明であったのです。教会生活においても識別力を持つ必要があります。

  ⑶ ヨセフは末の弟ベニヤミンを連れてくるようにと命じることによって、兄弟が12人で一人は失い、末の弟は今、父と共にいると告げさせ、ヨセフはどこに行ったのか、を暗に尋ねたのでしょう。 3 深き愛 ヨセフは兄弟たちをおびえさせ、懲らしめました。なぜヨハネはすぐに赦し、愛を示さなかったのでしょうか。それは彼の大きな愛の故でした。彼はスパイ容疑の兄たちが支払った穀物の代金をそっと袋に入れて返し、穀物を袋に詰め、さらに旅のための食料を与えたのです。教会生活で大事な事は、私たちが落ち着いていること、自分を抑制することを学ぶ必要があります。さらに冷静に識別して事を行なうことを学ぶことです。最後に懲らしめを必要な人に対してでさえ、愛をもって対処することです。この命を持つならば、兄弟姉妹たちに対してどのように話すべきかも知るでしょう。 戻る途中の宿でロバに穀物を与えようと袋を開けると中に支払った銀がもどっているのに気づき、「神がなさったことは一体何なのだ」と心は失せました(創42章28節)。

 

 

 適用 

    私たちは必ずしも常に親切であるべきではありません。ある時は手厳しくなる必要があります。ヨセフはまず父に会いたかったでしょう。しかし自分の必要に従ってではなく兄たちの必要に従って対処しました。教会生活も同様です。自分の情緒、感覚に従って人に接触するのではなく、人の必要に従って対処することです。こうして末の弟ベニヤミンはヨセフと会うことが出来たのです。ヨセフは正しい指導者の手本です。

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