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「暗闇の夜を過ごす」

 19) 「あなたの奴隷がわたしにこんなことをしたのです」と訴える妻の言葉を聞いて、主人は怒り、

20 )ヨセフを捕らえて、王の囚人をつなぐ監獄に入れた。ヨセフはこうして、監獄にいた。

21 )しかし、主がヨセフと共におられ、恵みを施し、監守長の目にかなうように導かれたので、

22 )監守長は監獄にいる囚人を皆、ヨセフの手にゆだね、獄中の人のすることはすべてヨセフが取りしきるようになった。

23) 監守長は、ヨセフの手にゆだねたことには、一切目を配らなくてもよかった。主がヨセフと共におられ、ヨセフがすることを主がうまく計らわれたからである。

 

ヨセフが自分の兄弟たちによってエジプトに売られ、主人ポティファルの妻の辱めと裏切りにより投獄され約10年の監禁の夜が続きました。解放された時は30歳でした。彼は長い期間獄にいたのですが、人は若い時に、主の監禁を受ける必要があります。

 

 

 

1 信仰と大胆さ

     ヨセフは、天の幻を見ました。多くの人はそれを見たなら栄光なるものが生涯に起こってくると思うのですが、実際はそうではありません。ビジョンの後、苦難、試練、裏切り、投獄があるでしょう。ヨセフは自分の見た夢が逆夢であったと思ったかもしれません。しかしながら、投獄の間、自分の夢がまだ実現していなかったのに、獄にいる間、二人の仲間の夢を解き明かしました(創40章8~19節)。それは彼の信仰と大胆さによるものです。 獄にはエジプトの王の給仕役と料理人の二人がヨセフと共に繋がれていたが、二人が共に夢を見たがそれを解き明かす人がいないので憂鬱な顔をしていた。

 そこでヨセフは「解き明かすのは神がなさることではありませんか。どうか私に話してください」と告げました。教会生活における自分の夢がかなえられず、自分にとって楽しくない時に、教会生活はすばらしいという信仰を持っているでしょうか。ヨセフは10年もの間、夢の解き明かしが成就していなかったにもかかわらず大胆に、他の人のための解き明かしを行なったのです。これは彼が夢の実体を信仰によって確認していたからです。 給仕役の見た夢は、ぶどうの木にあった3本のつるから芽が出て、花が咲き、実が実ったので、それを王の杯に搾って献上したというもの。そこでヨセフは、三日たてば王が元の職務に戻し、杯をささげる職務をするようになると解き明かしました。

  料理人の夢は、頭の上に三個の籠が重ねてあり、一番上の籠には王のために調理した料理が入っていたが、鳥がそれを食べているというもの。それをヨセフは、三日たてば王が頭を上げて切り離し、木にかけ、鳥が肉をついばむのですと告げました。それらの夢の成就は、三日後、王は給仕人を職に復帰させ、料理人は、木にかけられ処刑されたのです。しかし、ヨセフの夢は成就せず、もう一期間さらに延長しました。創世記41章1節は、さらに満2年が過ぎたことを示しています。給仕役が獄から出る前、「あなたが獄を出て幸せになったなら私を思い出し、王に取り計らってください」と告げたのですが、給仕役はそれを忘れてしまったのです。裏切り、誤解、不合理は皆さまの人生航路には必ずついて来ます。これに耐え忍びことは、エジプトで王の代理の座に着いて、全国を支配するための訓練です。ヨセフはその学びを受けたのは正常な歩みでした。決して例外的な事例ではなかったのです。

 

2 言葉には力がある

 

     今日の教会生活は、新エルサレムの縮図であると私は告げます、ところがある人は「新エルサレムは将来のことですが、今日の教会には見ることが出来ませんのに、どうして現在と将来の両方であると見ることが出来るのですか」と問います。しかしビジョンを見たら語らないわけにはいきません。 ヨセフは彼の夢がいまだ実現していないのにもかかわらず、信じ切り、着実にビジョンの実現に当たりました。そのため給仕役の夢を解き明かして、間接的に獄から解放され、王の信任を得たのです。

     ヨセフが獄にいることを王に伝えたのは、この給仕でした。そしてヨセフは王の見た二つの夢(牛の夢と穀物の夢)を解き明かし、直後、権威を与えられました(創41章25-44節)。それは7年間の大豊作の後に、7年間の飢饉が続き、国家的危機に陥る。よって食糧の備蓄をもって国家的危機を乗り切るようにと解き明かしたのです。

   私たちは語らなければなりません。語れば、憎まれ、誤解され、辱めを受けることがあります。しかし、それにも関わらず言葉には力があります。ヨセフは語ることを通して権威を与えられました。教会生活は栄光の生活なのですが、今はどうであるかと言えば栄光であるとは感じません。ですから語れません。豊かでないので、お金のかかる企画については語れません。ところがヨセフは語りかけを通して、食物を豊かに施すことのできる人となりました。

   ヨセフはエジプトを救ったのです。夢の解き明かしを通して食物を供給しました。自分の感覚に従って語るのでなく、ビジョンに従って実質を語るのです。これが信仰です。信仰によって語る時、解放、権威、食物を持つでしょう。ハレルヤ!

 

 

 適用 

     ヨセフは夢見る人でした。私たちもそうあるべきです。そればかりか他の人の夢をも解き明かす必要があります。それには神からの確証を受けて語ること、「言葉の務め」に徹することです。批判や中傷、妨害を受け困難に陥ることもありますが、それにかかわらず語り続けるならば夢が成就することでしょう。栄光の教会を造りましょう。いつまでもバビロンの捕囚生活に甘んじている必要はありません、エルサレムに帰還することです。私たちはその素晴らしいエルサレムでの生活を夢見ながら、我武者羅になって祈り、考え、企画し、実践するのです。

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