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アブラムの妻サライには、子供が生まれなかった。彼女には、ハガルというエジプト人の女奴隷がいた。サライはアブラムに言った。「主はわたしに子供を授けてくださいません。どうぞ、わたしの女奴隷のところに入ってください。わたしは彼女によって、子供を与えられるかもしれません。」アブラムは、サライの願いを聞き入れた。創世記16章1~2節 ハガルはアブラムとの間に男の子を産んだ。アブラムは、ハガルが産んだ男の子をイシュマエルと名付けた。 ハガルがイシュマエルを産んだとき、アブラムは八十六歳であった。創世記16章15~16節 そのころ彼は、およそ百歳になっていて、既に自分の体が衰えており、そして妻サラの体も子を宿せないと知りながらも、その信仰が弱まりはしませんでした。ローマの信徒への手紙4章19節

 

 

神は人を創造され、御自身(キリスト)をその中に造り込み、御自身の権威を行使する目的を持っていました。最初、アダムを通してこれを行なおうとしましたが、アダムは失敗しました。そこで新しい種族を興し再び始めました。その第一の者がアブラハムでした。神は彼に子孫と土地を与える約束をしました。神の召しに答えた時、彼は75歳、妻は65歳でした。彼らには子もなく、土地もありませんでした。そこから神は彼を召し出されたのです。これは、神の目的を成就するには良いことでした。

 

 

1 子孫の拡大のため

子孫を得るため、アブラハムはまず甥のロトに頼りました。結局、ロトは問題となり彼から離れました。その後、エリエゼルを後継者に考えましたが、神はそれを認めませんでした。この後、妻サラは夫のためにエジプトで得た僕ハガルによって子をもうけるよう提案しました。サラの助言を受け入れアブラハムはイシュマエルを得ました。その後アブラハムが99歳になるまで13年間、神は彼から遠ざかりました。これが彼らの悩みでした。13年後、神は現れ「私は全能の神である。あなたは私に従って歩み、全き者となりなさい」(17:1)と告げ、子孫は彼の妻から男の子が与えられる、しかもその名はイサクでなければならないと告げられたのです(17:16、19)。 使徒パウロは『ガラテヤの信徒への手紙』の中で、サラとハガイは譬であって二つの契約を象徴していると言います。サラは恵みの契約の象徴(ガラ4:23)で、アブラハムに神が与える子孫は、神が彼の中に何かを造り込んで、神の目的である子孫を生み出すようにするというものです。彼が何かをするということなく、これが恵みです。サラは人の力でなく神の恵みによってイサクを生み出しました。一方、ハガルは律法の契約を象徴します(ガラ4:25)。律法がもたらされたのは、神の民が神の恵みを無視して、彼ら自身で神を喜ばせようと企てた時でした。ハガルは神の恵みでなく、人の努力によってイシュマエルを生み出しましたが、それは神に拒絶されました。恵みがまだ働いていない時、わたしたとはしばしば律法に頼ります。焦っている時、肉の努力で物事を解決しようとしがちです。これがハガルに頼ると言う事です。自分の力でもって神の目的を成就しようと始めることです。私たちはみな、常に進んで協力しようとするハガルを持っています。エジプトで得られたハガルは、自分のための都合の良い律法です。そして自分の目に良いイシュマエルを得るかもしれませんが、神の臨在を失っているという感覚を持ち、困った状態に置かれているという感覚を持ちます。私たちの多くのクリスチャンもこの世の手段であるハガルによって何事かをなす場合があります。しかし、そこで得たものはイサクではなく、イシュマエルなのです。この世の方法で福音を宣べ伝えることも、奉仕活動をすることもハガルです。神はアブラハムが99歳になるまで、何もされませんでした。私たちも信頼するロトとエリエゼルがあり、共に協力するハガイがおり、私たちはまだイシュマエルを生み出す力がある限り、神は何もできないのです。

 

 

2 衰えたアブラハム

イサクが生まれた時、アブラハムは100歳になっていました。ロマ4章19節はこう言います、「そのころ彼は、およそ百歳になっていて、既に自分の体が衰えており、そして妻サラの体も子を宿せないと知りながらも、その信仰が弱まりはしませんでした」。この夫婦は自分たちが衰えており、もはや何もできないと認めたのです。この世の方法で、自分の力で何かをなすことを断念しました。しかし彼らは信仰によって強められ、神の約束を信じ切ったのです。神にこそ約束されたことを実現する力があると確信していました。死者を復活させる神であると信じたのです(ロマ4章25節)。この時、神はこの夫婦の中に入って来て「今こそ、私の出番である。今や私が何事かをなすであろう」と言うことができたのです。肉の産物はイシュマエルでしたが、神に拒絶されました(創21章12節、ガラ4章30節)。それだけでなくイシュマエルは神の現れを妨げました。イシュマエルは、神との交わりを破り、私たちを神から引き離すのです。これによって神の御心が見えなくなっています。私たちが必要とするのは、外側の働くに実でなく、内側における神の現れです。

 

 

適用

恵みの約束の産物は、イサクであり、神の目的を成就するための子孫です。それは私たちの中に造り込まれ、私たちから生かし出されるキリスト御自身にほかなりません。それがアブラハムの子孫なのです(ガラ3章16節)。この内側の子孫が、外側の地・生活の場としてのキリストを持つことになります。この復活の命を与える霊なるキリストが私たちの内側に宿り、導き出す時、私たちはもはや律法の下にはおらず、自分の力で何事かをなすようなこともなく、肉の業から離れ出し、霊の実を結び、喜びと平安、親切な行いができるようになるでしょう。

 

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