「柔和でしとやかな霊性」
序 聖書では「男」と「女」の観念は神との関係で理解しており、わかりづらいものがあります。そこでは、「男」が神を代表し、「女」が被造物全体、そして人を代表しています。またキリストは神の頭首権の下で男であり、人は女です。かかる意味において、この世の男は、男ではなく、「女」であっ...
「命を漏らす無益な言葉」
序 水を入れるバケツに穴が開いていれば中の水は漏れてしまいます。これは中の水があるかどうかの問題ではなく、漏るか漏らないかの問題です。兄弟姉妹たちの中には主をひたすら追求し、熱心に祈っているのですが、あまり命を感じ取れない人もいます。かえって死を感じることさえもあります。そ...
「唇の戸を守る祈り」
序 人の言葉は、生活の中で大きな部分を占め力を持っているので重要です。言葉はその人の心を表現しており、心の中に何があるかを表わしています。人が沈黙しているなら、誰もその霊を知ることはできないのですが、ひとたび語りだすならば、その言葉を通してその人の霊に触れることができます。...
「イゼベルのもたらした混乱」
序 イゼベルとは誰でしょうか。イゼベルはアハブ王の妻でした。彼は異邦人の妻をめとりました。イゼベルはイスラエルの神をバアルの偶像神に置き換え、それを拝むように人々をそそのかしました(列王記上16章30~32節)。かくしてアハブはイスラエルの民を異邦の神礼拝に導いた最初の者で...
「宿無しの放浪者たち」
序 ヤコブがベテルで夢を見た時、宿無しの放浪者で、硬い石を枕にして寝なければなりませんでした。彼には安息がありませんでした。同様に神も安息の場所がなく、ホームレスであったことに気づきます。この状況の中で、神はヤコブに天まで届くはしごの夢を与えました。そのはしごを神の使いたち...