「 神の愛と十字架 」
キリスト教は十字架を重んじる宗教である。そして神より十字架の方を重んじる。その理由を考えてみよう。また祈りの後にイエス・キリストの名によってと言うのか?神そのものを信じるのが宗教なのに、イエスとか十字架とかを言わなくてもよさそうなのにと考える人もいる。神は要るけどキリストは...
「 行き詰まりにあっても 」
使徒パウロは人の愛に行き詰まりを感じた。コリントの教会の人々はパウロに対して誤解し、疑い、あからさまに非難した。それで「あなたがたを愛すれば愛するほど、わたしの方はますます愛されなくなるのでしょうか」(Ⅱコリ12章15節)と悲鳴を上げている。コリント後書(「コリントの信徒へ...
「 愛による贖いの業 」
この『フィレモンへの手紙』は、パウロがローマの監獄におった時、小アジアのコロサイに住んでいた富豪の信者フィレモン長老とその妻アフィア、彼の息子アルキポと彼らの家の教会に宛てて書いた手紙である。それはわずか25節しかないが、その内容は愛で溢れている。パウロはロマ書を書いた後、...
「 尽きざる油壷 」
旧約の物語の中で預言者エリシャほどユニークなものはない。彼の存在そのものが超国家的権威を意味したので現代の政治的状況を考えるにあたって大いに参考になると言える。ではエリシャはどのような人物であったのだろう。 1 祈りの人物像...